相模線大山踏切脇湧水清掃実施

1.湧水地点の清掃活動について
平成25年度から「寒川町湧水調査」を実施して湧水地点の把握と経年変化を確認して報告書にまとめてきました。都会にある湧水は人々にとってうるおいと安らぎの場を提供してくれますが、都市化の進行で湧水の減少や湧水地点にはゴミの散乱などがみられます。
JR相模線の大山踏切近くの湧水は「町中の湧水」として、通行する人たちに親しまれている場所ですが、近年は汚れや藻(藍藻類)が目立つようになってきました。湧水調査で把握した湧水地点を保全する取り組みの一助として試験的に清掃活動を実施しました。
2.内容
1) 日時:平成30年2月8日(木)9:30~11:40
  9:30~作業前準備、10:00~清掃作業、11:20~ゴミ収集・用具撤収・倉庫運搬
2) 参加者:会員11名、寒川町環境課1名
  神奈川新聞(青木幸恵湘南・西湘総局長)が来られ準備~撤収まで取材された。
3) 清掃のための準備
 ① 今回準備した清掃用具
   スコップ、くま手、草刈立鎌、竹箒、長柄箒、金ばさみ、バケツ:(大:・小)デッキブラシ、

   ちりとり(大)、ブラシ(小)、カラーコーン、手袋、ゴミ袋、会員募集看板、のぼり旗、

   胴長(不使用)、魚取り網(不使用)など
 ② 作業者の服装としては、長目の長靴(水深30cm位)を着用することで池の掃除が可能
4) 清掃作業
 ① 今回の作業内容は池の清掃を重点に実施する(担当者説明)
 ② 水の流出箇所に置いてあるブロックを移動し終了時に復元する
   (以前、棄てられた空き缶が排水溝に詰まったので防止用としておいてある・・・管理者より)
 ③ 池のゴミ(枯枝、枯葉)、藻(藍藻類)や泥をくま手・バケツ・スコップで除去する
 ④ 池の水を抜いて汚れをなくす
   今回は排水をバケツ(人海戦術)で行ったが重労働で疲労が大だった。
 ⑤ 湧出口やコンクリート壁に付いた藻(藍藻類)をブラシや草刈立鎌などで除去する
 ⑥ 池から除去したゴミ及び池の周りの枯葉などをゴミ袋に収集する
 ⑦ 回収したゴミはリサイクルセンター倉庫に一時保管する。・・・14袋+枯枝
5) 実施内容と課題
 ① 湧水地の清掃は初めてなので手探りで実施したが想像した以上にきれいになった
 ② 器材運搬を環境課に協力してもらったのでスムーズに作業を実施することができた
 ③ 神奈川新聞が取材に来られたので、「10年のあゆみ・会報」を渡して会活動を紹介した
 ④ 池の排水にバケツを使用:(人海戦術)して行ったが重労働で思うように排水ができな

   かった ・・・今後実施する時は、エンジンポンプ(水中ポンプ)の準備が不可欠である。
   *エンジンポンプは桂川・相模川流域協議会で所有しているので持参は可能である。
 ⑤ 今回は池の清掃を重点に実施したが、湧水地エリア全体の美化活動が必要と考える
 ⑥ 湧水地点の清掃・美化活動を継続して実施することが望ましい
6) 今後の清掃活動についての提案
  池の清掃は最低年2回:(草の繁茂する初夏と枯葉の溜る初冬)、湧水地エリアの整備も

  湧水調査事業の一環として年間を通じてできないか、例会(2月及び3月)で検討する

以上